業務用生ゴミの処理方法
- 業務用の生ゴミ処理方法は、
自社で処理する方法とリサイクル業者に引き取ってもらう方法がある。 - 概ね400kg/日〜500kg/日以上の生ゴミがでる場合は、
自社処理の方がコストメリットがでてくる。
食品リサイクル法では、食品関連事業者に、生ゴミのリサイクルを義務づけています。
つまり、通常のゴミのように全てを捨てることはできないということです。
業務用の生ゴミをリサイクルして処理する方法は、大きく2つに分類できます。
1つ目は、自社で処理する方法です。
自社で処理をする場合でも、さらに細分化できます。発生する場所で処理する方法と、どこか処理センターのような場所を作り、そこで集中的に処理する方法です。
食品加工工場などの場合は、発生する場所での処理になります。
しかし、例えばフランチャイズのレストランなどの場合は、各店舗でそれぞれ処理をするのか、あるいはセンターまで生ゴミを運んで処理をするかの選択肢が出てきます。
生ゴミを処理するコストだけを見れば、集中処理する方が効率がよいですが、センターまで運搬するコストを考慮する必要があります。常温で運搬すると、腐臭を放つため、生ゴミの運搬にも温度管理が必要になることが多く、どちらの方が低コストなのかは、一概には言えません。
2つ目の処理方法は、リサイクル業者に頼んで処理してもらう方法です。処理する生ゴミは堆肥化するものと、飼料化するものに分けられます。飼料化できるものに関しては、業者が買い取ってくれる場合もあります。
この方法の一番のメリットは手軽と言うことです。業者と契約すれば、ゴミ置き場から生ゴミを回収し、処理してくれます。
しかしコストが割高になるのが最大のデメリットです。生ゴミの量が少なければそれほどデメリットになりませんが、生ゴミの量が増えれば増えるほど、割高になっていくのが一般的です。
当社では400kg/日〜500kg/日以上の業務用生ゴミを排出している場合には、自社処理の可能性を検討することをお勧めします。それくらいの量から、コストメリットがでる可能性が大きくなってきます。