電磁式ゴミ処理機
電磁式ゴミ処理機はその名の通り、電気と磁気の力を利用してゴミを処理するものです。
ゴミは最終的に少量の細かい灰の状態になります。
電磁式ゴミ処理機は焼却炉とは違いますので、基本的には自治体に設置許可の届け出をする必要がありませんが、自治体によって基準が異なることがありますので、都度確認が必要です。
また排ガスからダイオキシンや窒素酸化物などの有害物質は発生しませんし、排ガス自体もほとんど無害・無臭ですから、周囲の環境に悪影響を与える心配はありません。
- 処理に向いているもの
木片・割り箸などの樹木類
ゴム手袋・食品用包装ラップ・食品用トレー・ポリエチレンの袋などの石油製品
籾殻・タマネギの皮などの 含水率の低い生ゴミ
紙ゴミ・新聞紙等の紙類
紙おむつ・ベッドシートなどの医療廃棄物 - 処理に向いていないもの
金属類・ガラス・陶器類・石材・貝殻・含水量の多いもの
※汚泥などの含水率の高いものは、乾燥工程で含水率を下げることにより処理が可能になります。
電磁式ゴミ処理機の仕組み
炉内の熱源により、炉内の温度を急激に上昇させます。
酸欠状態になった炉内に空気を流入させます。
その際に磁気エネルギー発生装置を通過させることにより、
磁気を帯びさせます。
磁気を帯びた空気は炉内でプラズマ状態になります。
このプラズマと空気中の酸素が反応すると
強力なマイナスイオンとなります。
強力なマイナスイオンがゴミ( 有機物) と酸化反応を起こし、分解します。
有害物質ともマイナスイオンは反応し、無害化されます。
電磁式ゴミ処理機のメリット
- 生ゴミ以外のゴミを処理し、灰にすることによりゴミの大幅減容(1/200 程度) が可能になり、産業廃棄物として業者に引き取ってもらっていたゴミ処理の費用を大幅に削減できます。
- プラスチックやゴムなど、普通に燃やすと有毒ガスを発生するものでも処理できます。
- ゴミを燃焼させた後の灰は土壌改良材に使用することも可能です。
- 熱源は電気だけで、追加燃料等は必要ありません。ランニングコストも低額です。