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処理方式別解説

触媒型生ゴミ処理機

触媒型生ゴミ処理機とは、その名の通り、生ゴミの分解に触媒を用い、化学反応により生ゴミを分解するものです。

触媒は数種類の金属やセラミックス、自然石等からできており、125℃前後の高熱で生ゴミと混ぜ合わせ攪拌することで、短時間で生ゴミを水蒸気と二酸化炭素などに分解する方式です。

最近登場した処理方式ですが、海上自衛隊、陸上自衛隊で採用が決まるなど、将来の主流になる可能性を秘めた処理方式です。

 

処理方法

触媒を高温で生ゴミと混ぜ合わせると、少量の水素ガスが発生します。この水素ガスは極少量なので、爆発の危険はありませんが、処理機内で反応させることで水蒸気になります。この化学反応を繰り返すことにより、生ゴミをほとんど水に変化させてしまいます。

単純に生ゴミを乾燥させた場合、生ゴミの中の水分が出て行くだけなので減容率は高くないですが、触媒型は分子レベルで反応させて水にしますので、当社が扱っている機種の場合、減容率は概ね95%以上を実現しています。

排出される水もとてもクリーンなもので、各種水質検査でもそのまま排水しても環境に影響がないレベルであることが実証されています。

なお、水素の化学反応時の熱も有効に使うことで、処理にかかる電力消費量も抑えることができます。

 

触媒型生ゴミ処理機の特長

生ゴミ処理中のニオイがほとんど無い

バイオ型のように菌による分解ではないので、処理中のニオイはほとんど出ません。ニオイが問題になる場所の設置に向いています。

残渣の量が少ない

処理後の生成物(残渣)の量の少なさも特長の一つです。大体95%以上の減容率を実現しています。残渣は1mm以下のパウダー状になっています。もちろん生成物を堆肥に使用することも可能です。

生ゴミの種類を選ばない

バイオ型では単一品を投入するとうまく処理できないなどの問題が発生しやすいですが、触媒型の場合、問題なく処理することができます。バイオ型でよく問題になる米飯なども問題なく処理することができます。

生成物・残渣の安全性

主な生成物は水になりますが、水質検査の結果、そのまま排水しても問題ないレベルであることが証明されています。また処理中は125℃前後の高温で処理しますで、処理後に残る残渣も殺菌された状態になっています。

触媒は繰り返し使用できます

触媒は長期間使用することが可能です。当社取り扱い機器の場合、5〜8年間の使用が可能で、ランニングコストを抑えることができます。

 

触媒型の苦手なもの

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